ひらひら餃子

わたしは餃子をつくるの餃子の皮で餃子の餡を包むのくるりと包んでひらひらと折るのまるで苦役みたいにね幾つも幾つも作るの幾重も幾重もひらひら折るのそうすることで何かを思い出すのかそうすることで何かを秘めるのかわからないままただ折るひらひらとそれが餃子。そうして熱く焼かれた鉄板の上で焦げる。だからそれがまるで赦しのようだと思う。ひらひら餃子。