あの子はいつだって綺麗なの

 なんだかもうあの子のことなんかどうだっていいやって思いかけてた、そんなあの子の誕生日にこんな動画をやほおのトップページに見つけて、それでどこか近くの会社の5時終業を知らせる音楽なんだかどうだか無粋に響いてきたのがアベマリアだったのが、ただの偶然だったのなら偶然でも別に構わない。偶然がわたしを叱っているのかもしれないし、偶然がわたしを励ましてるのかもしれないし、いずれにしろ神様のすることなんて、わたしには偶然としかおもえないくらい理解不能なことなんだから。

 いつのまにかだめになってたのはわたし、あの子じゃない。あの子はいつだって綺麗なの。