気まずい

 美容院の前を通ったら18、9くらいのおしゃれで綺麗な女の子が二人、お店の前まで出てきて最敬礼で美容院の従業員3人にお見送りされてるところに遭遇。女の子たちはその派手な外見と裏腹な自転車二人乗りで来ていたのを美容院の従業員に見られてしまって多分かっこつかない。いかにも「今わたしたちっておしゃべりに夢中なの」って感じで異様な熱心さで二人見つめあったままぺちゃくちゃおしゃべりしまくりながら、お店の前の舗道の隅においてある自転車の方へと歩いていった。去り際に「ありがとうございました〜」と大合唱して頭を下げなきゃいけない従業員の方々は彼女たちが自転車に乗って去るその時まで最敬礼で立ってなきゃならないんだろうな・・・とか思いながらその双方の間を横切ってくわたし。なんとな〜く恥ずかしさが伝染してきてこっちまで関係ないのに気まずいような気がしてきちゃうから困る。わたしのせいじゃないのに、ぐぐぐ気まずい。
 
 ケータイショップの前を歩いてたら大きくドアが開かれたままのお店の中からがんがんなボリュームで妙にノリのいい曲が聞こえてきて、思わず知らずその曲のリズムと歩調があってしまった。わざとじゃないのに、ぐぐぐ気まずい。


 毎日懸命にまじめに地道に朝はブルーベリートーストを食べ出勤してからはさらに小麦ブランも食べ結構いい人でアメニモマケズ。なのになんでこんなに気まずい思いをしなきゃいけないのだろう。ぐぐぐ気まずい。