愚痴ってる

 数日前、あの子と一緒に食べたある食品に関してちょっと気になるところがあり、ごく遠慮がちで控えめな書き方でメールで質問を送ったのだけれどこれが先日返ってきたその答え、メールの全文です。

回答いたします。
弊社の成分表示につきましては法律にのっとった表記をさせていただいておりますが、その中のルールづけといたしましてアレルゲン表示はその成分の含有量に問わず全て表記するのが義務となっております。お子様は卵のアレルーギーをお持ちと言うお話ですが、今回「卵」に関しては再度確認をいたしました所それに由来する原材料の使用は認められませんでした事をご報告させていただきます。これからも○○××△△をよろしくお願いいたします。
(株)○○××△△ マーケティング本部 担当バイヤー ○○

 味も素っ気もなく。下手なことをかいて慰謝料をよこせとか健康被害を受けたから補償しろとかそういう因縁つけられたくない気持ちはわかるんですけどね。実際食品関連の会社のお客様係にはそういう人も結構電話をかけてくるようですし、メールの文面だけだと相手がどういう人間かもわからないし、まぁ用心するに越したことはないんだろうけど。

 ため息混じりに言わせてもらえば、アレルギーの子供を育てていると、時々自分のこと、ゆすりたかりクレーマー偏屈者変人犯罪人ポケットの片隅の綿埃植木鉢の下で丸まってるのがお似合いのまるむし、あとその他諸々町田康の小説に出てくる罵りの言葉すべてに当てはまるようなそんな人間みたいに思えてきます、っていうかそういう風にアレルギーに全く関係なく生活している人から思われてるような気がします。
 もちろんアレルギーって一口に言ってもその人によって色々でアレルギーに悩む人同士でも症状が違うと全く互いが理解できないから、わたしはわたしでまたもっと重篤な症状の人には同じような不快感を与えてしまうのかもしれないのだけれど。それにしても、アトピー=湿疹=痒い。大きくなったら自然に治る。こういうピンとはずれで間の抜けたステレオタイプな感覚で励まされたり片付けられたりするのは本当にうんざりしちゃう。と、なんだか今日はちょっと尖った心で愚痴りつつ締めくくっておきます。