なんだかこのところずっとバカみたいに忙しかったのだけれど、やっとそれも落ち着いてきて、就業時間中にサボってネットを開く時間ができてきました。めでたしめでたし。
新しく異動になった部門・・・と言っても結局ボスは変わらず同じ人物で、わたしといえばまるで飼い犬のようについてきた、というかつれてこられた、というかワンワンワンワン。


それにしたって幸せってなんだっけなんだっけポン酢しょうゆがあることとは違うような気がするんだけどなぁ。字余り的に口ずさむ。なんとはなしの焦燥感。いつもいつでもどんなときでも、なんだか常に大事なことを忘れてるような気がしてる。

誰かのお母さんになっちゃうと自分の身ひとつだけの幸せなんて幸せのうちに入らなくなっちゃうんだよ。前肢をちゃーんと揃えてお座りしてる黒猫がぺろりと右肩を舐めながら、そう言いたげに目配せした。あなたもお母さん猫なの?わたしも右肩を舐めながら目配せで訊いてみる。返事もしない。ちぇっ。


「おつきさま、おつきさま、ちーたんのおのどをなおしてください」
いつかずっと小さな頃、風邪を引いて高い熱を出した夜に、窓越しの月に向かってそうお願いしてたあの子のかわいらしさが今でもわたしの心臓をどくどく脈づかせる。わたしなんだか透きとおってしまいそうだ。2006年の10月24日正午4分過ぎ。