海苔ごはん

　よく行くのか時々行くだけなのか知らないけれど、すし屋から届いた妙に高級そうなお歳暮の海苔を「僕は毎年もらうからいいよ。持って行ってください。プロの選ぶ海苔だからとても美味しいんですよ」といつものように自慢とともに上司がわたくしにくださったので「ははぁ」と有難く頂戴つかまつり持ち帰る。んで今日の朝ごはん。何もつけずにそのまま食べてみたらうわぁと絶句。醤油をつけてご飯をつつんで食べてみたらうわぁほんとにめっちゃおいしい。いつも食べてる海苔は一体なんだったんだ？なーんて言うまでもなくいつも自分で買って食べてる海苔なんて安物だもん当たり前か。お茶碗一杯のごはんをすぐに食べきっちゃってほんとはもう一杯おかわりしたいくらい美味しいんだけどまぁやめておく。武士だもん。

　こんないい海苔の時は海苔自体の味を味わいたいから決してそんなことしちゃいけないけど、いつも自分で買ってる安い海苔はごま油と塩を混ぜたものを海苔のぎざぎざの面の方に塗りつけて、ぱりっと炙り一口サイズにカットしてごはんを包んで食べてます。これはキッチンが汚れるし油が付いたのりを火で炙るのは手が結構熱くて大変なんだけど、その価値が充分あるくらい美味しいのでやったことない人がいたら一度試してみてください。と珍しくもこの日記を読んでいる不特定多数、じゃなくて少数、じゃなくて稀少数の人に語りかけて今日の日記は終わり。