甘い大根

ステンレスボウルにざっくりいれたサラダ用の千切り大根のみずみずしさにつられ数本をつまみ取り、口のなかに放り込む。しゃりしゃりした食感が歯に心地よく、ひんやりした甘い汁が舌と口腔内の頬の肉にぱっと飛び散った。熱いクリームコロッケを食べたせいで口の中の皮が2箇所くらい剥けてしまってそれであんまり食欲がない。そういいながらビールの缶を開けてるから世話がない。いろんなことが二転三転。こういう風に色々あるとああ人生って続くのねわたし生きてるのねって、なんだかとても不思議。